鉄棒体操における動作知識の言語表現の試み

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概要

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本研究は、動作知識を用いて多変数システムを制御することを通した、言語による鉄棒連動の動作知識の獲得を目的としている。動作知識の言語表現の試みを行う対象として、器械体操の種目の一つであり初等体育教育にも含まれている鉄棒を取り上げた。実際に演技者が鉄棒をするのと同じような多関節多リンクからなるモデルに対してシミュレータを構築する。これを制御することにより各種演技をコンピュータ上で実現する。しかし、多次元自由度をもつ制御は困難であるばかりでなく、一つの演技を実現しようとした場合、肩、腰、膝などを連動させた複数の制御を、時間に依存して最良のタイミングで行う必要がある。そこで、数式を用いて実現するのではなく、体操競技教本、人の知識をもとに言語表現を用いてコンピュータ上で実現する方が望ましい。
1997-03-12

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