グループコンピューティングプラットホームの設計

概要

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近年、ワークステーションの低価格化に伴い個人に一台の時代が到来した。さらに光ファイバ技術が進み、ワークステーションが高速なネットワークにつながれる環境において、個人ではなくグループ単位で計算機を利用するグループコンピューティングの概念が重要になり、これを支援するためのシステムが作られるようになった。しかし、現在提供されているシステムはユーザにとってそれなりに有用であるが、多くは単独で独自の支援機能を提供しているため、統合的な支援が行うことができるとは言い難い。また、多くはLAN環境内の狭域分散環境下でのみ利用可能で、今後増加するであろう広域的な分散ネットワーク環境下でのグループコンピューティングを支援するまでには到っていないのが現状である。そこで本研究では広域分散グループコンピューティング支援共通基盤機能をユーザパッケージとしてアプリケーションに提供し、ユーザへの統合的な支援環境の構築とグループコンピューティング支援システムの開発における負担軽減を目的としたプラットホームの設計を試みた。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28