目的指向型対話システムにおける対話制御方式

概要

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ユーザの目的達成を支援する対話(目的指向型対話)システムを実現するためには、ユーザの意図や要求に応じた、理解しやすい発話を生成する機能が不可欠である。すなわち、対話のなされている状況に応じて、ユーザの目的をより正確に把握するための質問、目的達成に必要な行為を促すための提案、目的達成に必要な知識を伝達するための説明などを行なう必要がある。発話を生成する問題は、Appeltによって、聴者に与えたいと望む状態を達成するための行為をプランニングする問題として扱われた。Appeltが提案したモデルは、目的指向型対話を解析するための標準的な手法であるプラン認識モデル(例えばと基本的なアイデアを共有するため、対話システムを統一的なメカニズムによって実現するためのよい方法と考えられる。対話においては、一度に話すことができる文の量が限られているので、発話のなされた状況に適合した発話の内容とタイプ(質問、提案、説明など)を選択する必要がある。我々は、文生成におけるプランニングと対話制御におけるプランニングを統一的に扱うことを目的している。本稿では、システムのドメインに関するプランニングの履歴表現の工夫、及び発話内容の選択方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

目的指向型対話システムにおける対話制御方式

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