連続メディア処理向きマイクロカーネルの開発(5) : ビデオサーバ動画配送高速化方式の開発
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概要
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ハードウェアの高性能化と低価格化によってマルチメディア応用が実用可能になり、その代表例としてVOD(Video On Demand)システムが注目されている。VODシステムでは動画データを配送するビデオサーバの高性能化が重要であるが、時間制約を保証しながら大容量の動画データを効率良く入出力するには、アプリケーションからOSまでの一貫したリアルタイム連続メディア処理技術が必要になる。そこで、連続メディア処理向けマイクロカーネルHiTactixが提供するサイクリック・スケジューリングを応用したビデオサーバ動画配送高速化方式を開発することにした。本稿では、開発した方式の特徴と性能評価結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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