SR2001における並列トレーサ/モニタ機能
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概要
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超並列計算機では、性能スケーラビリティが求めらる。特定ノードへの負荷の集中はプログラム実行性能を大きく低下させるため、CPUやネットワークの負荷状況をモニタリングする必要がある。また、ソフトウェア開発時には、OSダウン時の原因解析や、ノード間データ転送でのメッセージ欠落・同期不良のデバッグ機能が必要となる。そこで、超並列計算機SR2001では、デバッグ及び性能チューニングツールとして、並列トレーサ/モニタ機能を提供する。並列トレーサ/モニタにおいて、データ量はノード数に比例して増加する。また、トレーサ/モニタ実行によるユーザプログラムへの影響を最小限にする必要がある。本稿では、SR2001における並列トレーサ/モニタ機能およびデータ収集方式について述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
-
佐竹 昌之
(株)日立製作所 ソフトウェア開発本部
-
吉松 祐三子
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
岩嵜 正明
(株)日立製作所 システム開発研究所
-
山口 理栄
(株)日立製作所 ソフトウェア開発本部
-
吉池 真悟
日立ソフトウェアエンジニアリング(株)
-
岩嵜 正明
(株) 日立製作所システム開発研究所
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