テキスト自動分類エキスパートシステムの一構成法

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概要

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多くの人が自ら計算機を用いて文書を作成し、それを送受信するようになってきている.その量が多くなると共に文書を中心とした外部から着信するフロー情報の自動分類技術が必要となってきている。このような背景で、一つのアプローチは、文書に予め付加された構造を持ったフィールド情報を設け分類するものである。別のアプローチは、文書内容を解析して、そこに現れる語句を用いて分類するものである。前者のアプローチは、分類のための情報をあらかじめフローの送信側で設定しておく必要がある。分類のルールを書くことは比較的容易でルールを書けば意図通りの分類がなされると考えられるが、適用範囲にはおのずと制限が課せられる。一方、後者では、分類のための情報を送信する側で意識する必要が難く、適用範囲が広くなると考えられるが、着信する側で分類のためのルールを書くことは必ずしも容易ではなく、また表層的な処理では意図通りの分類は困難であった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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