表計算用ビジュアルプログラミングシステムのプロトタイプ開発

概要

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PC/WSの普及と共に、業務の知識を持っているエンドユーザ自身が、表計算などのデータ加工を行うエンドユーザコンピューティングが望まれている。通常、表計算には複雑なパラメータを持つ多くのコマンドが必要である。エンドユーザは計算機の素人であることが多く、それらのコマンドを覚えるために多大な努力が必要である。また、コマンドは分厚いマニュアルに記述されており、エンドユーザの学習意欲を削いでいる。従って、エンドユーザコンピューティングを実現するためには、コマンドの予備知識なしに表計算が行えるシステムを提供する必要がある。グラフィックエディタなどのインタフェースとして、具体例を使ったユーザの操作履歴から意図を推測し、適切なコマンドを実行する機能が研究されている。我々はこれが表計算にも有効であると考え、データ操作の機能を持つカーソルである「代理人」を表上に位置し、エンドユーザがマウスなどで指示することにより表を加工するビジュアル表計算システムを設計した。本稿では、ビジュアル表計算システムの設計方針及び、その評価のために開発したプロトタイプの使い勝手に関する考察を述べる。
社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

表計算用ビジュアルプログラミングシステムのプロトタイプ開発

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