実時間知識処理をめざした制約推論のための制約充足手法の処理時間比較
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概要
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近年の知識処理技術の進歩や計算機性能の向上により、知識を使ったより複雑な処理の実現がプロセス制御やオンライントランザクション処理のような実時間処理分野においても求められている。これらの実時間処理においては、レスポンスタイムなどの時間条件を満たす保証がシステム実現上必要である。しかし、一般的な知識処理では有限時間内に答えが求められる保証がなく、与えられた時間内に答えを求めるというレスポンスタイムを保証することが困難であった。このため、実時間処理分野への知識処理技術の応用が困難であった。本報告では、知識処理の一推論方法である制約推論法において、制約充足手法である併合法が木探索法に変換可能なことを用い、木探索法と併合法の二つの制約充足手法における処理時間の上限値および平均値について比較した結果を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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