実時間知識処理をめざした木探索制約推論の高速化手法
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概要
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近年の知識処理技術の進歩により、プロセス制御やオンライントランザクション処理のような実時間処理分野においても知識を使ったより複雑な処理の実現が求められている。これらの実時間処理においては、レスポンスタイムなどの時間条件を満たす保証がシステム実現上必要である。しかし、従来の知識処理では、答えが有限時間内に求められる保証がなく、与えられた時間内に答えを求めるというレスポンスタイムの保証をすることができなかった。このため、実時間処理分野への知識処理技術の応用が困難であった。さらに上限保証した推論処理の高速化も与えられた時間内に推論処理を完了するために重要である。本報告では、知識処理の一推論方法であり上限保証のある制約推論法において、制約充足手法の併合法が木探索法に変換可能なことを用い、併合法で提案されている高速化手法を木探索法に応用する方法を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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