依存関係整合度の計算法(その2)
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概要
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前回の報告[江原]で、依存解析を(確率的)文脈自由文法として定式化し、依存関係の整合度を規則の適用確率として定義した。さらに、規則の適用確率を依存関係用例データベース(DDB)から計算する方法を示し、意味カテゴリーを用いてDDBを補完する方法を述べた。この補完方法は、意味カテゴリーによって補完された依存関係用例データベース(SDDB)をあらかじめ作成し、DDBに変わって、SDDBを用いる方式である。しかし、現実的な補完を考えると、SDDBの要素数が莫大になり、実現不可能になるという問題が生ずる。今回提案する方法は、意味カテゴリー間の依存関係を直接、文脈自由文法による依存解析の中で扱う方法であり、SDDBのような大きなデータベースを必要としていない。なお、依存解析時にSDDBの必要な部分を動的に作成する方法[田中]考えられるが、本文の方法よりも計算時間が多く必要である。
- 1994-03-07
著者
-
江原 暉将
NHK放送技術研究所
-
江原 暉将
Nhk放送技術研究所:(現)諏訪東京理科大学
-
江原 暉将
日本放送協会放送技術研究所
-
江原 暉将
Japan Broadcasting Corp. (nhk)
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