図式表現による通信ソフトウェア設計過程の整理方法
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概要
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人間の思考過程における行動を図式で形式化する試みとしてNewell、Simonによる問題行動グラフが有名であり、思考の流れを形式的に捉えることができる。また、幾何問題を解決するときの知識表現については、Greenoが行なっている。本稿では、 通信ソフトウェアの開発過程で設計者の頭の中に形成されていく知識を整理することに重点を置き、視覚的に捉えやすい図式表現について論じている。図式表現の目的は、設計者の発話内容中に含まれているソフトウェアの仕様に関する知識を時間系列に沿って、視覚的に記述することにある。最終的な研究目標は、この図式表現を用いて知識の成長過程を記述し、そこに隠されている設計者の意図・視点を探り出し、それらの推移メカニズムを明らかにすることにある。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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