A環の1位または3位のいずれかの水酸基を欠失した19-Nor-1α, 25-dihydroxyvitamin D_3誘導体の生物活性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Recently, growing interests have been focused on the development of hybrid-analogues with modifications of the A-ring and the side chain of 1α,25-dihydroxyvitamin D_3[1α,25(OH)_2D_3]. An exocyclic methylene group at C-10, a hydroxy group at C-1 and a hydroxy group at C-3 play a crucial role in the expression of biological activities. However, relationship between the functional groups and activities has not been fully understood. We have synthesized and evaluated biological activities of several singly dehydoxylated A-ring analogues of 19-nor-1α,25(OH)_2D_3 and 19-nor-22-oxa-1α,25(OH)_2D_3. All of them have an extremely low binding affinity for vitamin D receptor (VDR). Some of them lack the lrt-hydroxy group that is considered to be essential for VDR-mediated gene expres sion, have greater or equivalent potencies to 1α,25(OH)_2D_3 for inducing differentiation and cell cycle G_0-G_1 arrest of HL-60 cells as well as for the transactivation of target genes including a rat 25(OH)D_3 24-hydroxylase gene promoter and a human osteocalcin gene promoter in transfected mammalian cells. The assessment of a ligand/VDR/Retinoid X receptor (RXR) complex formation using a two hybrid luciferase assay revealed that the liganded VDR has high potency to form a heterodimer, but this could not explain the high biological potency of the 19-nor analogues. Other reason(s) including an interaction with transcriptional cofactors should be considered to explain the mechanism of action of 19-nor analogues.
- 1999-11-25
著者
-
岡野 登志夫
神戸薬科大学衛生化学研究室
-
中川 公恵
神戸薬科大学衛生化学研究室
-
三上 幸一
東京工業大学大学院理工学研究科
-
大薗 恵一
阪大院・小児発達医学
-
大薗 恵一
大阪府立母子センター
-
久保寺 登
中外製薬
-
久保寺 登
中外製薬株式会社
-
大薗 恵一
大阪府立母子保健総合医療センター研究所環境影響部門
-
大薗 恵一
大阪府立母子保健総合医療センター
-
三上 幸一
東京工大 大学院理工学研究科
-
三上 幸一
東京工業大学
-
岡野 登志夫
神戸薬科大
-
中川 公恵
神戸薬科大学薬学部
-
中川 公恵
神戸薬科大学 衛生化学
関連論文
- 1-II-2 新規ビタミンK誘導体による核内受容体SXRを介した転写活性の検討(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 2-I-19 思春期男女のビタミンDおよびカルシウム栄養と骨密度に関する5年間の追跡調査(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 2-I-26 血清PIVKA-IIおよびucOCを用いた重症心身障害者のビタミンK不足状態の検討(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 日本人の脂溶性ビタミンの食事摂取基準(2010)(日本人の食事摂取基準(2010年版))
- 1-II-4 マウス大脳由来神経幹細胞のニューロン分化に対するビタミンKの作用(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 2-II-21 環状モノテルペンを組み込んだ9Z-レチノイン酸誘導体の合成と転写活性(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 2-I-11 ビタミンD誘導体の軟骨細胞分化に対する作用 : CYP27B1 knockoutマウスを用いた解析(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- ビタミンDおよびビタミンKを分子基盤とするがんおよび骨粗鬆症治療薬の開発研究(奨励賞 受賞講演,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 2-I-12 精巣におけるビタミンDおよびビタミンD-25位水酸化酵素CYP2R1の作用解析(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- 1-II-3 イソプレニル側鎖を有する脂溶性リガンドのSteroid and xenobiotic receptor (SXR)を介した遺伝子発現調節作用(一般演題,日本ビタミン学会第62回大会発表要旨)
- ビタミンD_3の新しい代謝経路に関する研究 : 3位水酸基異性体および25位脱水体代謝物の同定とその生物活性
- 1-I-8 19-nor活性型ビタミンD_3誘導体はA環水酸基立体特異的に細胞分化とアポトーシスを誘導する
- A環の1位または3位のいずれかの水酸基を欠失した19-Nor-1α, 25-dihydroxyvitamin D_3誘導体の生物活性
- 活性型ビタミンD3 (特集 すべての医師のための骨粗鬆症診療ガイド2010) -- (骨粗鬆症の治療法)
- Improvement of Vitamin D Status in Japanese Institutionalized Elderly by Supplementation with 800 IU of Vitamin D_3
- ビタミンDの生化学、栄養化学並びに比較生化学に関する研究
- ラット骨芽細胞様細胞UMR-106より単離された活性型ビタミンDの新規代謝物, 3-epi-1α, 25-Dihydroxyvitamin D_3 の構造解析と生物活性
- 電気化学検出器を用いるHPLC法による血漿中ビタミンD代謝物定量法とその臨床応用
- 2β-(3-Hydroxypropoxy)-1, 25-dihydroxyvitamin D3 の標的組織における代謝とその調節機構について
- ビタミンD_2を含む総合ビタミン剤の4週間連続服用が高齢者のビタミンD栄養状態に及ぼす改善効果 : 高齢者における総合ビタミン剤長期服用効果 : ビタミンD
- ビタミンK研究 : 医学・生物学における新たな展開
- 1-I-3 2位メチル置換活性型ビタミンD_3の幾何異性体の合成とその生理作用 : 2位メチル基による活性増強効果の解析
- 1-III-7 後期高齢者を対象としたビタミンD_3介入によるビタミンD栄養状態の検討(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 血清25ヒドロキシビタミンD測定の標準化に関する日本臨床化学会栄養専門委員会の見解
- 1-III-8 CYP27B1遺伝子欠損マウスを用いたビタミンD誘導体の骨形成作用の解析(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 尿中γ-カルボキシグルタミン酸(Gla)の意義に関する研究 : 炎症性腸疾患(IBD)患者における骨量低下との関係
- 2-I-25 Helicobacter pylori感染に対する1α-hydroxyvitamin D_3長期投与の効果(一般研究発表,日本ビタミン学会 第58回大会研究発表要旨)
- 2-II-15 要介護高齢者におけるビタミンD摂取量と血中濃度の比較検討(ビタミン学の原点・栄養学への21世紀的回帰, 日本ビタミン学会第59回大会)
- 2-I-23ヒトおよびラット由来CYP24による活性型ビタミンD_3アナログ(ヘキサフルオロ体)の代謝(第55回大会一般研究発表)
- ビタミンDと骨粗鬆症(ビタミンと高齢者[II])
- 1-III-4 曲率解析法を応用したビタミンK栄養の評価法の開発(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 日本人における血中ビタミンD濃度とその臨床的意義 (特集 ビタミンDと骨粗鬆症)
- 2-IV-20 血中250HD濃度およびPTH濃度を指標とした女子大学生のビタミンD栄養の評価(一般研究発表,新世紀ビタミン学の展望と先進的展開を目指して,日本ビタミン学会第60回大会発表要旨)
- 1-III-6 重水素標識化ゲラニルゲラニルニリン酸を用いたメナキノン-4の生合成反応機構の解析(一般研究発表,新世紀ビタミン学の展望と先進的展開を目指して,日本ビタミン学会第60回大会発表要旨)
- Low plasma phylloquinone concentration is associated with high incidence of vertebral fracture in Japanese women
- 骨折予防からみたビタミンKの栄養状態 (第9回日本骨粗鬆症学会 シンポジウム5 骨粗鬆症の栄養学)
- Vitamin K Content of Foods and Dietary Vitamin K Intake in Japanese Young Women
- Nutritional Effects of γ-Glutamyl Carboxylase Gene Polymorphism on the Correlation between the Vitamin K Status and γ-Carboxylation of Osteocalcin in Young Males
- Determination of Fat-Soluble Vitamins in Human Plasma, Breast Milk and Food Samples : Application in Nutrition Survey for Establishment of "Dietary Reference Intakes for Japanese"
- 2-II-16 大腿骨頚部骨折患者における、ビタミンD・K欠乏症調査(ビタミン学の原点・栄養学への21世紀的回帰, 日本ビタミン学会第59回大会)
- 1-I-5 日本人高齢女性における血中ビタミンK濃度と骨代謝マーカーおよび骨折との関係(一般研究発表,日本ビタミン学会 第58回大会研究発表要旨)
- 1-7b α,β-ジアステレオマー化合物の反強談電特性
- ミクロソーム型ビタミンD-25位水酸化酵素CYP2R1 : 発見から最近の知見まで
- 2-II-18 ビタミンD-25位水酸化酵素CYP2R1の発現誘導因子とマウス成長過程における発現変化(一般研究発表,新世紀ビタミン学の展望と先進的展開を目指して,日本ビタミン学会第60回大会発表要旨)
- 4.環修飾レチノイン酸アナログの生物活性における置換基効果(第324回脂溶性ビタミン総合研究委員会研究発表要旨)
- 1-III-1 ヒト骨芽細胞におけるMenaquinone-4生合成に対するキノン還元酵素の関与(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 1-III-2 ヒト骨芽細胞におけるメナキノン-4生合成に対するメバロン酸代謝経路阻害剤の影響(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 1-III-3 Menaquinone-4(MK-4)の軟骨細胞分化に対する作用(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 2-III-22 9Z-レチノイン酸及び誘導体の高効率的合成と生物活性(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 2-III-23 4-置換-2H-クロメン環を有するレチノイン酸類の合成と生物活性(一般研究発表,日本ビタミン学会第61回大会研究発表要旨)
- 2-II-10 インデン環に置換基を有するレチノイン酸類の合成と生物活性(一般研究発表,新世紀ビタミン学の展望と先進的展開を目指して,日本ビタミン学会第60回大会発表要旨)
- 新規活性型ビタミンD誘導体ED-71の骨形成作用に関するCYP27B1遺伝子欠損マウスを用いた解析 (第11回日本骨粗鬆症学会 一般演題Highlight)
- 1. 脳内ビタミンKの由来について(第319回会議研究発表要旨,脂溶性ビタミン総合研究委員会)
- 1-III-5 骨におけるMenaquinone-4の生合成(一般研究発表,新世紀ビタミン学の展望と先進的展開を目指して,日本ビタミン学会第60回大会発表要旨)
- 脳におけるビタミンDの役割
- 2-IV-24 ヒト由来各種株化細胞におけるメナキノン-4生合成に関する研究(ビタミン学の原点・栄養学への21世紀的回帰, 日本ビタミン学会第59回大会)
- 2.新規カルシウム輸送タンパク質ECaCの小腸および腎臓におけるビタミンD依存的発現調節(第299回脂溶性ビタミン総合研究委員会)研究発表要旨)
- ラットにおけるアスコルビン酸カルシウムのカルシウム源としての栄養評価
- 点変異ビタミンD受容体を用いた高活性ビタミンD誘導体の活性発現機序の解析
- リレー連載 フルオラスケミストリー(3)フルオラス触媒を用いたグリーンな多相系反応プロセスの構築
- フルオラールを用いる含フッ素化合物の触媒的不斉合成
- 2A12 ラセミ化合物のスメクティック相における自発的光学分割
- 2-II-7 19-nor 1α,25-dihydroxyvitamin D3 A環ジアステレオマーの生物活性と作用機構
- 19-Nor-vitamin D_3 誘導体の in vitro における生物活性と転写活性
- 不斉活性化による触媒的不斉合成--ラセミ触媒を叱るより誉めて長所を伸ばす
- ハメット則(Hammett′s rule) (エポニミ-から学ぶ化学の基礎の基礎)
- 3. ラット骨芽細胞UMR-106によって22-oxa-1α, 25-dihydroxyvitamin D_3 (OCT)から生成する3-epi-OCTの生物活性
- Synthesis and Biological Evaluation of 9Z-Retinoic Acid Analogs Having 2-Substituted Benzo[b]furan
- 6. ビタミンD誘導体の構造と活性 : A環誘導体を中心に (故小林正委員メモリアルシンポジウム)
- 6. ビタミンD受容体欠損マウスにおけるビタミンD代謝およびカルシウム代謝調節
- ビタミンDの代謝および生理活性発現機構の解明と栄養疫学研究
- 2-IV-23 脳におけるMenaquinone-4生合成機構の解析(ビタミン学の原点・栄養学への21世紀的回帰, 日本ビタミン学会第59回大会)
- ラット骨芽肉種細胞(ROS17/2.8)における活性型ビタミンD誘導体の細胞内カルシウム濃度上昇作用
- 4.活性型ビタミンDによるがん細胞誘導性血管新生抑制作用(第311回会議研究発表要旨,脂溶性ビタミン総合研究委員会)
- ビタミンDおよびビタミンKを分子基盤とするがんおよび骨粗鬆症治療薬の開発研究
- 新しい食事摂取基準「日本人の食事摂取基準(2005年版)」が策定された
- 2.骨におけるビタミンK栄養の新規評価法の開発と臨床応用(第328回会議研究発表要旨,脂溶性ビタミン総合研究委員会)
- The impact of lifestyle factors on serum 25-hydroxyvitamin D levels : a cross-sectional study in Japanese women aged 19-25 years
- 「日本人の食事摂取基準」(2010年版)の概要
- 5.脂溶性ビタミンの摂取基準について(平成18年度 日本ビタミン学会市民公開講座「新しくなった日本人の食事摂取基準」-特にビタミン摂取の考え方-)
- Effect of vitamin D supplementation in the institutionalized elderly
- ビタミンKの代謝的活性化と骨作用の分子機構--骨形成を助けるビタミンK2変換酵素の発見
- 目で見るBone Biology(第25回)ビタミンKの骨作用
- 脂溶性ビタミン
- 化学的アプローチによるビタミンKの生理作用の解析と生理活性物質への応用
- 2-III-27 血中低カルボキシル化オステオカルシン濃度を指標とした高齢者のビタミンK必要量の評価と骨折との関係(一般演題要旨,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- 2-II-30 脳神経細胞の分化に対するビタミンDの作用(一般演題要旨,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- ビタミンK代謝の分子機構 : メナキノン-4生合成機構の解明(若手シンポジウム「ビタミン・バイオファクター研究の最前線から」,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- 2-III-26 ビタミンK_2(Menaquinone-4)生合成酵素の発見(一般演題要旨,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- 2-III-25 側鎖末端部を修飾した新規ビタミンK誘導体の合成と核内受容体SXRを介した転写活性の検討(一般演題要旨,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- 2-II-16 ゲラニルゲラノイン酸類似体の合成と生物活性(一般演題要旨,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- 世界をリードするわが国の脂溶性ビタミン研究 : 現状と今後の展望(特別企画「100年の歴史を踏まえて新しいビタミン学を展望する」,日本ビタミン学会第63回大会講演要旨)
- High level of serum undercarboxylated osteocalcin in patients with incident fractures during bisphosphonate treatment
- 化学的アプローチによるビタミンKの生理作用の解析と生理活性物質への応用
- ビタミンD代謝の基礎と臨床 (カルシウム・リン・ビタミンDの再評価)
- ビタミンKの代謝的活性化と骨作用の分子機構 : 骨形成を助けるビタミンK_2変換酵素の発見
- 増加するビタミンD不足例とその対応--多様なビタミンDの生物学的作用を考慮したライフスタイル指導 (ミニ特集 成人病胎児期発症説からみた母体・胎児の栄養管理)
- 核内受容体SXR (Steroid and Xenobiotic Receptor) のアゴニスト活性を持つ新規ビタミンK誘導体の合成と構造活性相関の検討
- 側鎖末端部を修飾した新規ビタミンK誘導体の合成と核内受容体SXRを介した転写活性の検討
- UBIAD1により合成されたmenaquinone-4は血管の恒常性維持を担う