ヒノキ人工林の光合成生産とその季節変化
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概要
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名古屋大学農学部付属演習林(愛知県北設楽郡稲武町)で植裁されている17年生ヒノキ人工林(1973年で)の光合成生産仁関して, 1973年8月から1976年7月まで各月ごとに研究した。日総光合成量の推定には, 門司・佐伯の群落光合成理論を方法論的基礎として, 光-光合成曲線の葉群内における適応現象, 林外照度の日変化を考慮した。日総光合成量は6月〜8月に最高値を, 1月に最低値を, また春と秋にそれらの中間値を示した。年総光合成量は51.2ton(dry matter)ha^<-1>・yr^<-1>, そのエネルギー効率は2.1%と推定された。各月の日総光合成量と対応する月平均気温とにはかなりの相関が認められした。日総光合成量の温度係数は11月〜3月では3.9,また4月〜10月では1.2であった。
- 1977-09-25
著者
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