Y型架線における静力学的問題の解法(I) : 基本解法と設計諸量の一般的傾向
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概要
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Y型架線と称するのは, 図-1に示すように集材用の主索AEと主索の方向を変えるための案内索BECとよりなり, 平面形がY字型をなす架線である。案内索はその全長を常に一定に保ったまま操作される。かくして主索を所定の方向へ向け, 主索の索張りを調整して後, 主索長を一定にして主索直下の集材を行う。主索の索張りは, (9)式で定義される結合点垂下係数s_Eが, 無負荷状態において所定の値s_<E_0>となるように調整されるものとする。本報告では, まずこのような架線における諸索の張力, 荷重点垂下量などの精密算定法ならびに実用算定法を与えた。実用算定法は半等価架線を用い(図-4参照), 放物線索理論の公式を適用して誘導したものである。次に負荷状態の変化による諸量の変化の傾向について, 精密算定結果(図-5〜11参照)および実用算定式に基づいて検討した。実用算定値の精度はかなり良好であった(図-12参照)。
- 日本森林学会の論文
- 1975-05-25
著者
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