林道網計画対象地の傾斜分布による地形評価 (I) : 地形評価指標に関する検討
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概要
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林道網計画対象地の地形分類法として, 対象地内で傾斜が30%以下の場所および60%以上の場所の面積比率をそれぞれp_<30>, q_<60>(%)とし, F≡(100+q_<60>-p_<30>)/2で定義される地形指数Fを分類指標とする方法が堀らにより提案されている。まず地形指数F, 傾斜比率p_<30>, q_<60>, 平均傾斜S_m(%)等の諸関係について, 52カ所の対象地の測定資料に基づいて検討し, S_mからFを推定するための式F=1.53(S_m-13.4)〔適用範囲S_m=18〜70%〕, Fからp_<30>やq_<60>の概数を推定するための式p_<30>=(100-F)^2/100,q_<60>=F^2/100等を得た。また傾斜分布曲線の特性を示す量として, S_p(%)をそのpパーセンタイルとして, 中央値S_<50>, 均等係数U≡S_<75>-S_<25>, 曲率係数V≡(2S_<50>-S_<25>-S_<75>)/U等をとりあげ, 三つのパーセンタイルから平均傾斜S_mを推定するための実験式S_m=S_<50>-11.9V+33V^2を得た。
- 日本森林学会の論文
- 1989-08-01
著者
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