集材用懸垂式モノレールにおけるレールの曲げモーメントの実用的算定法
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概要
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対象としたモノレール(Y社製ツリーラック)は, レールが1m間隔で取りつけられた吊手により多支間のローブで吊られているという構造様式のものであり, 列車荷重によって吊点が大きく垂下するから, レールは複雑な曲げ作用を受ける。この報告では, レールの吊点における曲げモーメントの実用的な算定法を与えた。曲げモーメントの厳密値を求めるには多元連立1次方程式を解くという面倒な計算をせねばならないが, ここで誘導した実用算定法によれば, 連立方程式を解かずに良好な近似値を求めることができる。算定法は逐次近似式であるが, 反復回数1回で実用上ほぼ十分な精度の算定値が得られる。この算定法は, ローブの支間長が長大な場合に, とくに有効である。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1986-07-25
著者
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