シソーラスの比較評価 : 「概念体系の提示」の性能を中心に
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概要
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本研究では,シソーラスの比較評価を試みた。その際,シソーラスを,「主題概念から統制語彙への翻訳トゥール」とする従来の考え方を反省し,特に,シソーラスの役割を,索引者と検索者との概念の捉え方を一致させるために,「ある一つの概念体系を提示すること」と考えた。そして,この視点に基づき,いくつかのシソーラスについて,その概念体系をいかにその利用者にとって理解しやすいように示しているか,またそれを正確に提示しているか,という「提示」性能を比較評価した。その評価ポイントは,主に,シソーラスの構成要素,階層構造,エントリーの構造,シソーラスについての解説などである。その結果,「概念体系の提示」という点については,特に,ERICシソーラスとMeSHが優れているという結果が得られた。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1988-10-01
著者
-
武者小路 澄子
図書館情報大学
-
岸田 和明
慶應義塾大学文学部
-
岸田 和明
慶応義塾大学
-
武者小路 澄子
慶応義塾大学
-
松山 典子
東京慈恵会医科大学
-
樋口 恵子
慶応義塾大学
-
稲垣 幾世枝
慶応義塾大学
-
樋口 恵子
国際文化会館図書室(元)
-
上田 修一
慶應義塾大学
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