6. 長期に経過を追えたウェゲナー肉芽腫の1剖検例(第113回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

元データ 2005-07-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

患者は74歳男性. 慢性副鼻腔炎の既往あり. 63歳時に血痰を主訴に初診. 気管支鏡検査上, 気管から気管支にかけて出血を伴うびらん病変を広範に認めた. 画像所見では肺内に数個の結節影を認め, 気管支粘膜生検では特異的病変は認めなかったが, C-ANCA50と高値を示したことからWegener肉芽腫症と診断した. PSL60mg+CPA100mgから開始し, 咳嗽, 血痰の臨床症状, 画像所見及び気管支所見は著明に改善した. その後再燃, 寛解を繰り返し, 数回の入院を経て徐々に全身状態が悪化したため, 2005年2月に入院. 3月に感染症を契機に増悪し死亡された. 画像所見上, 病初期に認めた肺内の結節影は消退したが, 気管支病変の線維化によると思われる気管支閉塞に起因する陰影は漸次増悪した. 肺病変と気管支病変の病理学的所見を中心に考察する.

著者

小川 良子 筑波大学附属病院呼吸器内科
林原 賢治 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部
斎藤 武文 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部
林原 賢治 国立療養所晴嵐荘病院 研究検査科
斉藤 武文 国立療養所晴嵐荘病院 研究検査科
内藤 明日香 国立病院機構茨城東病院呼吸器部内科
木村 透 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
森本 耕三 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
小川 良子 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
高久 多希朗 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
内藤 明日香 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
渡部 厚一 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
森本 耕三 財団法人結核予防会複十字病院呼吸器内科
木村 透 国立病院機構茨城東病院呼吸器疾患部内科
林原 賢治 国立病院機構茨城東病院内科診療部呼吸器内科
斎藤 武文 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器内科
林原 賢治 独立行政法人国立病院機構茨城東病院呼吸器内科
斎藤 武文 独立行政法人 国立病院機構 茨城東病院

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