経皮的磁気刺激の印加がマウス腫瘍および免疫機能に与える影響(生体磁気・医療応用)
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概要
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We investigated the effects of repetitive magnetic stimulation on tumor development processes and immune functions. A circular coil (inner diameter=15mm, outer diameter=75mm) was used in experiments. The stimulus conditions were as follows : peak magnetic field=0.25T (at the center of the coil), frequency=25 pulses/sec, 1000 pulses/sample/day. Magnetically induced eddy currents in mice=0.25T : 0.79-1.54A/m^2. B16-BL6 melanoma model mice were exposed to the magnetic stimulation for 16 days from the day after the injection of cancer cells. Tumor growth study revealed a significant decrease in the tumor weight of the stimulated group (56% vs. a sham group, 41% vs. a controls). B16-BL6 cells were also exposed to the magnetic stimulation (1000 pulses/sample). However, magnetically induced eddy currents had no effect on B16-BL6 cell viabilities. Contrary to the cell viability study, proliferation activities of mice spleen cells were up-regulated by the magnetic stimulation. TNF-α production was also activated in the stimulated mice. These results indicate that the immune functions were up-regulated by the magnetic stimulation, resulting in decreased tumor weight in the tumor model mice. And they also show the potential for therapeutic use of magnetic stimulation in cancer treatment.
- 社団法人日本磁気学会の論文
- 2005-03-01
著者
-
関野 正樹
東京大学
-
上野 照剛
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座:東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻
-
上野 照剛
東京大学大学院医学系研究科
-
山口 さち子
東京大学医用生体工学
-
関野 正樹
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座
-
山口 さち子
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学
-
上野 照剛
九大工
-
荻上 真理
東京大学大学院理学系研究科人類学講座
-
上野 照剛
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学
-
荻上 真理
東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座
-
上野 照剛
東京大学 医系研究 生体物理医
-
上野 照剛
東京大学大学院 医学系研究科 医用生体工学講座
-
関野 正樹
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
-
上野 照剛
東京大学医学部医用電子研究施設医用基礎工学部門
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