共有仮想空間における感覚情報伝達制御手法(地理・地図・案内のための情報処理(2))(<特集>地理・地図・案内のための情報処理)
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概要
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筆者らは共有仮想空間を利用した外国語学習システムOrbisの開発を進めている.本システムは仮想空間内でのネイティブスピーカとのコミュニケーションによる双方向相補的外国語学習の提供を目的としている.そのようなシステムでは,リアルな感覚を体験できる仮想空間の構築や,コミュニケーションを阻害しうる余分な感覚情報の排除が重要なファクタとなる.本論文では共有仮想空間における感覚情報の伝達を制御するコミュニケーション空間の概念を導入し,その効果および実装方法を述べる.Orbisでは五感のうちで視覚と聴覚を感覚情報として利用している.そこで視覚情報に対応した視覚コミュニケーション空間,及び聴覚情報に対応した聴覚コミュニケーション空間とText chatコミュニケーション空間の後者について実験する.また,ディスパッチ数計測実験による視覚コミュニケーションのサーバ負荷軽減効果,及び実際の利用評価によるText chatコミュニケーション空間のリアリティ向上効果を検証する.
- 2004-11-26
著者
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