契約による設計を支援するアスペクト指向的振舞インタフェース記述言語Moxa
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概要
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我々は, 契約による設計(Design by Contract, DbC)に基づく, アスペクト指向振舞インタフェース仕様記述言語Moxaの設計・開発を行っている.DbCは, サービスの提供者と利用者の間で, 利用者が満たすべき条件(事前条件)と提供者がもたらす結果(事後条件)を契約として取り決め, 責任の切り分けやサービスの利用方法と得られる結果を明確にすることで, ソフトウェアの品質を向上させる.JavaのためのDbCに基づく振舞インタフェース仕様記述言語の1つであるJML(Java Modeling Language)は, メソッドごとに事前条件・事後条件の記述を可能にするが, メソッド数の増加や提供するサービスの高機能化がこれらの条件を複雑なものにし, 表明の整合性・表明とプログラムの一貫性を維持しつつ, これらを修正・拡張することを難しくする.Moxaは, 複雑なオブジェクトの振舞いをいくつかの独立した側面の合成としてとらえることができる場合に, それらを表明アスペクトと呼ばれる独立したモジュールに分割して記述することを可能にする.この, オブジェクトの振舞いのある側面は, JMLによる記述では複数のメソッドに対する表明を横断する形で存在していたものである.本論文では, Moxaが提供する表明記述のモジュール化機構と, その記述方式の説明を行う.
- 2005-08-15
著者
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山田 聖
産業技術総合研究所・情報セキュリティ研究センター
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渡部 卓雄
東京工業大学・大学院情報理工学研究科・計算工学専攻
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山田 聖
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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渡部 卓雄
東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻
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渡部 卓雄
東京工業大学
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