水稲ごま葉枯病病斑周縁組織のでん粉蓄積機構 : 5. 病原菌培養ろ液中に生産されるでん粉分解作用抑制物質の 2,3 の性質
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概要
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Some compounds, which have an inhibitory effect on starch decomposition, are produced in the culture filtrate of Cochliobolus miyabeanus, the causal fungus of Helminthosporium leaf spot of rice plants. In this paper results on physico-chemical natures of the compounds were described. 1. These compounds are thermostable, and can not be extracted with ethylethier, nor precipitated with 90 percent ethanol. They do not form chelate compounds with EDTA or citriccations of low molecular weight, being neither protein, organic acid nor heavy metal.Consequently, they seem not to be any kinds of SH-inhibitors. 2. These compounds have only one peak of absorption spectrum at 310mμ. 3. These compounds have no relation with a brown color substance produced in the culture filtrate. 4. From the above results, it is assumed that the starch-decomposition-inhibiting substances are some alkaline metabolites produced by the causal fungus, and that they are diffused from diseased lesions and inhibit β-amylase activity in the surrounding healthy tissues.
- 日本植物病理学会の論文
- 1965-05-31
著者
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