Dot immunobinding assay による Strawberry pseudo mild yellow edge virus の検出
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概要
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Dot immunobinding assay (DIBA) によるイチゴからの Strawberry pseudo mild yellow edge virus (SPMYEV) の検出条件を検討した。SPMYEV特異的抗体 (8,000倍希釈) を一次抗体に, アルカリフォスファターゼ標識抗ウサギ IgG-ヤギ IgG (Tago 社製) を二次抗体として本法の検出限界を調べたところ, 精製ウイルスでは 50-5 pg, 粗汁液では5,000倍希釈まで検出が可能であった。イチゴ葉の磨砕に使用する緩衝液には 0.1 M ホウ酸, pH 8.2 (0.01 M EDTA, 2% PVP を含む)が最適であった。本法は結果の判定まで3時間程度しか要せず, しかも検出感度が高いことから, イチゴからの SPMYEVの検出に非常に有効な方法であることが明らかになった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1986-10-25
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