新聞紙を用いたサンプルバッグによるジャガイモ疫病菌分離のための罹病葉標本の収集法
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概要
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疫病菌分離のためのジャガイモ罹病葉標本の収集に, 新聞紙を折りたたんだサンプルバッグの利用を検討した。罹病葉をサンプルバッグに入れ, -5℃から30℃に14日間保存し, 経時的に病斑小片をジャガイモ塊茎スライスに接種して疫病菌の生存を検定した。罹病葉は徐々に水分を失い, バクテリアによる腐敗を免がれた。病斑中の疫病菌の生存期間は, 保存温度が低いほど長く, 30℃で1〜2日, 20℃で5〜8日, 3℃で14日以上であった。これは郵送で罹病葉を収集するのに十分な日数である。また, 実際にこのサンプルバッグを用いて日本全国のジャガイモ産地から郵送された罹病葉標本からも高率に疫病菌が分離され, その有用性が実証された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1991-10-25
著者
-
佐藤 章夫
北海道農業試験場
-
佐藤 章夫
北海道農試
-
小林 喜六
Inta-imyza Argentina
-
Mosa A.a.
北大農
-
加藤 雅康
北海道農業試験場
-
小林 喜六
北海道大学農学部
-
生越 明
北海道大学農学部
-
加藤 雅康
中央農研
-
小林 喜六
北海道大学農学部博物館
-
Mosa Ahmed
北海道大学農学部
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