知識型計画支援システム向業務論理記述言語用プリコンパイラ
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概要
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生産計画立案等の計画業務において,中間在庫の削減,製品短寿命化等のため,日々の状況にあわせてリアルタイムに,計画問題を処理するけ計画ソフトを変更できる計画システムが必要となってきた.そこで,筆者らは計画ソフトを業務の専門家が直接取り扱え,多量データの処理も行える新しいタイプの知識型計画支援システムを開発している.このシステムでは,記述内容の責任部署別に,計画ソフトを業務部門が責任を持つべき業務特有の論理(業務論理)と,システム部門が責任を持つべき業務の内容に独立した半固定的な解法の論理(解法論理)に分け,ソフト開発保守を行わせる.特に,業務論理プログラムは業務の専門家が理解できるように,計算順序に依存しない記述順序と業務専門用語による記述を可能とした.業務論理プログラムは業務論理記述言語で記述されるが,処理の効率化のため,プリコンパイラにより手続き型のプログラムに変換する.このプリコンパイラは,限られたメモリ領域内でデータ量に応じたメモリの割り付けを行い,計算に無駄のない計算処理の順序を作成する.いくつかの事例について,このプリコンパイラのオブジェクト性能,コンパイル性能等を評価した.この知識型計画支援システムは,実際の計画業務に適用され,計画システムの開発,保守の容易化,従来方式のソフト開発と同等の実行性能の実現などが確認されている.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1987-09-15
著者
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薦田 憲久
(株)日立製作所システム開発研究所
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川嶋 一宏
(株)日立製作所システム開発研究所
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薦田 憲久
大阪大学大学院 情報科学研究科
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川嶋 一宏
次世代電子商取引推進協議会
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川嶋 一宏
(株)日立製作所
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原田 俊一
(株)日立製作所大森ソフトウェア工場
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三森 定道
(株)日立製作所システム開発研究所
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福田 正廣
(株)日立製作所大森ソフトウェア工場
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三森 定道
(株)日立製作所
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薦田 憲久
(株)日立製作所
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