コンパクト・チャートを用いたプログラム設計法
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概要
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本論文は, プログラムに与えられた命題を情報とその操作とからなる機能に基づいて論理的な構造を確定した上で処理手順を規定する, 二段階から成るプログラム設計方法および, 各設計段階に適合するように工夫された新たなドキュメンテーション方法(機能分析図, コンパクト・チャート)を提唱する. 本設計方法は処理効率の向上を, 処理手順の規定の段階で, 主に, いくつかの機能で共通な情報へのアクセスを削減するとの観点からはかり, 大規模ソフトウェアの適用性を高めた. 本設計方法の適用例では, 従来手法のプログラム開発データに比べ, (1)開発工数を30%削減できた, (2)信頼性の尺度であるバグの発生率が, 開発段階では約50%, 商用開始後は約30〜40%減少した, (3)キュメント量が1/3に削減できた-などの効果がみられた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1981-01-15
著者
-
佐藤 匡正
日本情報通信コンサルティング株式会社海外事業部
-
花田 収悦
NTT
-
佐藤 匡正
日本電信電話(株)情報通信処理研究所
-
花田 収悦
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所処理プログラム研究室
-
松本 匡通
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所処理プログラム研究室
-
長野 宏宣
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所処理プログラム研究室
-
花田 収悦
日本電信電話公社横須賀電気通信研究所
-
長野 宏宣
日本電信電話(株)ソフトウェア本部
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