プログラム処理要素の共用化度合からみた解法の相違 : Berglandの例題を題材として
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概要
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要求される機能条件に対してプログラム処理として実現される解法が複数存在することはよく知られている. この解法の相違が何に起因するのか解明できれば処理記述に代えて機能記述が使用できるようになり, 記述水準の高度化がはかれる. この解法複数化の要因をさぐるために, 解法がプログラム処理記述上で処理方式として暗示されているとの見解に立ち処理方式の相違からみた分析を試みる. 分析の題材には機能記述に対して三つの処理記述が示されているBerglandの例を用いる. 分析の結果から, 処理方式の相違は, 処理記述の簡複に頓着しなければ処理方式を構成している処理要素である"入力処理・内部処理・出力処理"の共用化の度合に起因しており, この度合が解法を複数化させる要因の一つであることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-07-15
著者
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