仮想マシンの中間言語に基づく回帰テスト選択手法(テスト技法・保守技術)
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概要
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回帰テス斗では,ソフトウェアに対して行った変更が,予期しない故障を引き起こしていないか検査するために,変更前に通過したテストケースを再実行する.しかしすべてのテストケースを再実行すると非常にコストがかかるため,テストケースを選択的に再実行するための研究が行われてきた.特に再実行しても故障を発見しないテストケースのみを省略する手法は,安全な回帰テスト選択手法と呼ばれる.しかしながら,従来の手法はソースコードの解析に基づいていた.近年,仮想マシンを利用するプログラミング言語によるソフトウェアの開発が,急速に広まりつつある.たとえばJavaやMicrosoft.Net Frameworkで開発されたソフトウェアは,プラットフォーム独立な中間言語にコンパイルされる.このような中間言語も,回帰テスト時のテストケースの選択に利用することが可能である.これは,特にMicrosoft .Net Framework のように,C#やVisualBasicなど,複数のプログラミング言語を対象としている環境では重要である.そこで本論文では,仮想マシンの中間言語に基づく安全な回帰テスト選択手法を提案する.本論文では,特にMicrosoft .Net Framework を例として取り上げる.提案手法を評価した結果,回帰テストのコストを平均40.4%も節約することができた.
- 2004-08-15
著者
-
高田 真吾
慶應義塾大学大学院 理工学研究科
-
高田 眞吾
慶應義塾大学理工学部
-
土居 範久
慶應義塾大学
-
高田 眞吾
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
孝壽 俊彦
慶應義塾大学
-
高田 眞吾
慶應義塾大学
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