潜在意味解析(LSA)を利用したMarkov連鎖モデルによる階層メニュー探索過程の評価(<特集>インタラクション技術の革新と実用化)
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概要
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コンピュータを利用してタスクを遂行するとき,メニューやリストのなかから目的とする項目を探し出すことが必要になることが多い.たとえば,ワープロや表計算アプリケーションでは,階層メニューから適切なコマンドを選択してダイアログボックスを表示させ,文書や表の属性を編集する.WWWのなかから求めている情報を探し出す場合には,サーチエンジンが提示する候補のなかから最適なものを選択して候補ページを表示させ,タスクに関連しそうなハイパーリンクを次々と選択する.本論文では,このような項目選択タスクを,ユーザの項目選択過程の認知モデルに基づいて,(1)項目選択をタスクとの適合度に基づいて行う,(2)次の選択を行うときにそれまでに行ってきた項目選択の履歴を様々な仕方で考慮する,(3)ある時点で選択可能な項目のなかに適当なものがなければ後戻りする,(4)タスクを達成できずに諦める,という4要素によって特徴づけられるタスクとしてとらえ,その過程をMarkov連鎖を用いてモデル化する.タスク目標が達成される確率,および達成に至るまでの平均選択回数を算出し,それに基づいて,階層メニューやウェブサイトのリンク構造を評価する方法を提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-12-15
著者
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北島 宗雄
(独)産業技術総合研究所
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北島 宗雄
独立行政法人産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門認知的インターフェースグループ
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高木 英明
筑波大学
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張 勇兵
筑波大学大学院システム情報工学研究科
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高木 英明
筑波大学社会工学系
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山本 哲生
筑波大学社会工学類
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張 勇兵
筑波大学社会工学系
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張 勇兵
筑波大学大学院システム情報工学研究科社会システム工学専攻
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北島 宗雄
独立行政法人 産業技術総合研究所
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山本 哲生
筑波大学社会工学類:(現)日立製作所
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張 勇兵
筑波大学システム情報系社会工学域
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