550. 青梅市郊外に発見された三畳紀 Oxytoma 層
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概要
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東京都下青梅市北西方約4kmの立ケ谷部落付近に上部古生代の地層に断層ではさみこまれた三畳系の狭小な分布が知られた。全厚約110mに達し, 立ケ谷層と呼んで古生層から区別する。本層は主として砂岩・頁岩からなり, 中部に石灰岩の小レンズを有する。今回, この石灰岩およびその上位に続く石灰質砂岩からOxytoma (Oxytoma) mojsisovicsi, Pseudolimea naumanniを含む二枚貝群が発見された。この構成は三畳紀後期(おそらくカーニアン)を示し, 本層を西南日本外帯の川内ケ谷層群下部に対比することが可能である。
- 日本古生物学会の論文
- 1969-04-30
著者
-
小沢 智生
Department Of Geology Kyushu University
-
速水 格
Department of Geology, Kyushu University
-
速水 格
Geological Institute, University of Tokyo
-
速水 格
Geological Institute University Of Tokyo
-
Hayami I
Geological Institute University Of Tokyo
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