シミュレーション教具としてのコンピュータ・グラフィックスの活用(第4報) : 蛍光灯のしくみと放電作用(教師用/生徒用の比較)
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概要
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本研究では,著者らが開発した教師主導型および生徒主導型コンピュータ・グラフィックス・シミュレーション・ソフトウェアを学習支授教具としてそれぞれ用いた場合の,それらソフトウェアの教具としての意義ならびに設計規範について明らかにした。その結果,教師用バージョンを用いた学習では教師の設定した学習目標を生徒達が的確に受けとめている点で,一方生徒用バージョンを用いた学習では反復による学習効果が期待できる点でそれぞれ意義があることを明らかにした。さらに,ソフトウェアの設計における最も重要な規範は,「教具」としての規範以上に,ソフトウェアに対し生徒達が抱く「情緒的」な規範にあることなど,いくつかの興味深い設計規範についても明らかにした。This paper deals with the role of computer graphics simulation softwere as a teaching tool,comprising the Teacher's Version and the Students' Version developed by the authors,and the criterion in designing the software.The results may be summarized as follows.Students taught with the Teacher's Version grasp the goal of study aimed at by the teacher clearly.Study by the Students'Version would produce the desired learning effect by the repeated use of the software.Furthermore,the most important criterion in response to the development of the software exists in the students'feelings such as“interestion”,“curious”and so on with regard to the software rather than in its evaluation as a teaching tool.
- 大阪教育大学の論文
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