鑄鐵梁の曲げによる破壊に就て
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概要
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鑄鐵の梁を曲げた場合に、その最大引張内力が引張試験の破壊内力に等しくなるところで破壊するものとして矩形断面の梁の強さを計算し、これを實際の強さと比較してみたら計算の方が約19%小さくなつた。即ち曲げのときの方が引張のときよりも大きい内力に耐へ得るのであつて、軟鋼の梁の降伏の場合とよく似てゐる。これは鑄鐵の破壊と軟鋼の降伏と、その過程に似たところがあるためであらう。そこで鑄鐵の梁の曲げによつて破壊するときの條件も軟鋼の梁の曲げによつて降伏するときの條件と同じものであるとして、その強さを計算してみると實際とよく一致する。
- 社団法人日本機械学会の論文
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