悪性脳腫瘍に対するカルモデュリン拮抗剤の効果 : 培養神経膠腫に対する増殖抑制効果
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概要
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Calcium ions have been implicated in the regulation or modulation of various cell functions. Calmodulin, a calcium modulator protein in the cell, may play an important role in cell proliferation. If the calcium ion level in the cell can be altered by the addition of calmodulin antagonist, the aberrant growth of glioma may be regulated. The authors, therefore, intended to examine the effect of a calmodulin antagonist W-7, on a cultured glioma cell strain (GA-1), which is chemically induced from a rat glioblast. The results are as follows: 1) Inhibition dose of W-7 to 50% of normal cell growth, was 50 μM. W-5, a dechlorinated structural analog of W-7, which had alower affinity to calmodulin showed no definite inhibition on GA-1 growth. 2) At lower concentrations of W-7 (12.5μM) in the cultured medium, deoxyribonucleic acid (DNA) synthesis in GA-1 was not markedly inhibited, but ribonucleic acid (RNA) and protein syntheses were strongly suppressed. 3) At higher concentrations of W-7 (25 to 75μM), DNA, RNA, and protein syntheses were all suppressed. 4) Calmodulin content of GA-1 cell (58.0±3.0 pg/mg soluble protein) was lowered to half of the control level by the addition of W-7 within 2 hours and was maintained afterwards at the lower level. These results indicate that administration of calmodulin antagonist W-7 may be effective for non-surgical treatment of glioma.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1985-10-15
著者
-
神野 哲夫
藤田学園保険衛生大脳神経外科
-
加藤 泰治
名古屋市立大学分子医学研究所
-
加藤 泰治
名古屋市立大学 第1外科
-
加藤 泰治
名古屋市立大学 小児科
-
永田 豊
名古屋文理短期大学
-
鈴木 伸行
藤田学園保健衛生大学脳神経外科
-
永田 豊
藤田保健衛生大学医学部生理学
-
加藤 泰治
名市大・医・分子医研・生体制御
-
永田 豊
藤田学園保健衛生大学生理学
-
加藤 泰冶
名古屋市立大学生化学第1
-
神野 哲夫
藤田学園保健衛生大学医学部脳神経外科
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