激運動後の最大下運動が血中乳酸濃度に及ぼす影響
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概要
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著しい乳酸生成をともなう激運動後の回復期に完全な安静を保つよりも軽度の運動を行う方が血中からの乳酸消失を促進させることが認められている。著者らは,今回,著しい血中乳酸の上昇が生じる短時間の激運動後に異なる強度の回復期運動を負荷し,最も効果的な血中乳酸の消失をもたらす運動強度を明らかにしようとした。その結果,血中乳酸の消失を最も促進させる回復期の運動強度は最大酸素摂取量の35~40%強度の時であることが認められた。この場合の血中乳酸消失は,骨格筋への血流量の増加によるものと考える。It has been well known that the marked increase of human blood lactate level is brought about after very strong exercise for short period, and it's decrease is taken place more rapidly when followed by moderate exercise than when kept rest. In the present paper, it was examined using 8 healthy male students at the age of 21-27 years old that how different post-exercise conditionings would exert effect on the change of blood lactate content which had been brought about in quite high level by short-term supramaximal exercise. For quantitative comparison of the exercise grade applied to the subjects, bicycle ergomenter was used. The one min. supramaximal exercise was carried out twice with two min. interval by setting up at 1280-1860 kpm/min. which was corresponded to 120% of V^^・o_2 max of the respective subjects. Four different post-exercise conditionings were given to the subjects in terms of the ratio against V^^・o_2 max (20%, 35% and 50%) as well as the rest. The results obtained were as follows: (1) The blood lactate content decreased more rapidly when the subjects took the moderate exercise after supramaximal one than when they kept rest. (2) The most rapid decrease of the lactate was found when such moderate exercise was applied at the level of 35-40% of V^^・o_2 max. From these, we can assume that the rapid decrease of blood lactate might be due to the increase of muscular blood flow.
- 大阪教育大学の論文
- 1981-10-31
著者
-
駒井 説夫
高知大学人文学部
-
上林 久雄
大阪教育大学
-
白石 龍生
大阪教育大学保健
-
白石 龍生
大阪教育大
-
駒井 説夫
大阪教育大学保健学教室
-
白石 籠生
大阪教育大学
-
上林 久雄
大阪成蹊女子短期大学
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