高単位HCG投与による切迫流産治療時の血中および尿中ホルモン動態について
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概要
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高単位HCG(1日20,000単位,7日間,1日10,000単位7日間)療法を17名の切迫流産患者に行ない,安静とDactil-OBのみで治療した9名の切迫流産患者をcontrolとし夫々血中progesterone (P), HPL, HCG, estrogen (E),尿中HCG, pregnanediol (Pd), estrogen (E)を定量し,比較検討した.予後良好であつたHCG20,000単位投与群では,血中Pがcontrol群に比べ有意に増量した.同じくHPLは増加傾向を示した.尿中ホルモンは日差変動がはげしく一定の傾向は認められなかつた.HCGによる切迫流産の治療はHCGの補充療法ではなく,妊娠黄体を刺激しP産生をうながすものであることが明らかにされた.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1976-03-01
著者
-
塩島 令儀
横浜市立大
-
住吉 好雄
横浜市立大国際先天異常モニタリングセンター
-
住吉 好雄
横浜市愛児センター
-
高口 二郎
市川宝クリニック
-
高口 二郎
神奈川・市川宝クリニック
-
岩崎 寛和
筑波学園病院
-
岩崎 寛和
筑波大学
-
臼井 哲郎
横浜市愛児センター
-
臼井 哲郎
横浜市立愛児センター
-
塩島 令儀
横浜市立大学医学部産婦人科
-
高口 二郎
横浜市立大
-
長田 久文
横浜市立愛児センター
-
住吉 好雄
横浜市立大
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