気候変動が雪田植生のフェノロジーに及ぼす影響 : 1. 積雪境界線移動と地温形成のモデリング
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概要
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This report presents a general model that shows the processes of warming effects on snow patch vegetation. Snowmelt and soil temperature modeling are mainly discussed. Influences of climatic change on snow patch vegetation will be reported later. We made a micrometeorological model to calculate snowmelt and subsequent soil temperature evolution. The model was used to calculate the spatial difference of snowmelt and the rise in soil temperature after release from snow cover. The energy budget was observed on Mt. Zarumori (Akita Prefecture, Japan) above the snow and vegetation surfaces to determine bulk transfer coefficients and other factors involved in heat transfer. The input data required by the model were also obtained by observations at the site. The results of the calculations were verified by the data measured at the same site. The model was able to estimate the movement of snow boundary according to snowmelt with a temporal error of about three days and a spatial error of 5 m. Using the soil temperature evolution model, we calculated the accumulated soil temperature as an index of climatic resource for snow patch vegetation. Then we tried to clarify the relationships between the temperature field and the phenology of snow patch vegetation.
- 日本生態学会の論文
- 1995-12-20
著者
-
大丸 裕武
森林総合研究所
-
大谷 義一
独立行政法人 森林総合研究所
-
大丸 裕武
独立行政法人 森林総合研究所
-
大谷 義一
森林総合研究所
-
後藤 義明
森林総合研究所関西支所
-
山野井 克己
森林総合研究所十日町試験地
-
後藤 義明
森林総合研究所
-
森澤 猛
森林総合研究所木曽試験地
-
森澤 猛
森林総合研
-
森澤 猛
中部支部 森林総合研究所木曾試験地
-
山野井 克己
森林総合研 北海道支所
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