物理則モデルによる表層崩壊危険度評価
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概要
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東西方向約4km×南北方向約4kmの流域を50mメッシュサイズで分割した2,100箇所を対象として, 降雨の浸透過程をより忠実に再現できるよう, 三次元飽和―不飽和浸透流解析と無限長斜面の安定解析を組み合わせた崩壊危険地判定手法を開発した。さらに, 判定に当たって計算に必要となる土層深の推定式と植生の効果の設定方法について提案を行った。実際の降雨データをもとに計算を行ったところ, 降雨量の変化にともなって危険地が増減する様子が再現できた。また, 本手法による判定結果と実際の崩壊地との比較を行ったところ, 実際の崩壊地88箇所に対し40箇所が一致し, 的中率は45.5%となった。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
著者
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大丸 裕武
(独)森林総合研究所
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松浦 純生
(独)森林総合研究所
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大丸 裕武
森林総合研究所
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大丸 裕武
森林総研
-
大丸 裕武
独立行政法人 森林総合研究所
-
黒川 潮
(独)森林総合研究所 水土保全研究領域
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阿部 和時
日本大学 生物資源科学部 森林資源科学科
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黒川 潮
(独)森林総合研究所
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黒川 潮
(独)森林総合研究所関西支所
-
松浦 純生
(独)森林総合研究所 水土保全研究領域
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大丸 裕武
(独)森林総合研究所 水土保全研究領域
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