パーキンソン病における上肢運動機能障害の定量化 : 反応運動と視標追跡運動時の有効パラメーターの検討
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概要
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パーソナルコンピュータとデジタイザを組み合わせたシステムで反応運動および視標追跡法による反復直線運動という2つの課題を用いてパーキンソン病患者(PD)の上肢運動機能を評価した.その結果,反応運動では,PD患者は健常老人に比べて移動時間が有意に延長していた.反復直線運動では,視標に対しての時間的誤差である「遅れ成分」よりも視標の軌跡と垂直方向の誤差である「ずれ成分」に大きな特徴が示された.PD患者は,一定の速度で追跡する定速運動課題よりも運動時に速度が変化する変速運動課題の方が運動異常が出現した.また,縦方向よりも横方向の反復運動の方が運動が困難であった.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1999-01-18
著者
-
奥村 チカ子
熊本保健科学大学保健科学部
-
中西 亮二
熊本機能病院
-
村山 伸樹
熊本大学工学部 電気システム工学科
-
小林 達矢
熊本大学工学部電気システム工学科
-
奥村 チカ子
沖縄リハビリテーション学院作業療法科
-
本木 実
熊本大学工学部電気システム工学科
-
奥村 チカ子
沖縄リハビリテーション福祉学院
-
奥村 チカ子
沖縄リハビリテーション学院
-
村山 伸樹
熊本大学工学部
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