脊髄小脳変性症患者における立ち上がり動作の分析(第3報)
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概要
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脊髄小変性症(SCD)患者11名の立ち上がり動作について, パーキンソン病(P)患者14名と健常者(N)10名のそれと比較検討し, 併せてSCD患者5名のTRHの立ち上がり動作に及ぼす影響を検討した. 1)SCD群は, 立ち上がり動作時間(G_1-G_2時間)が, N群に比し延長, 離座後の立ち上がり時間(G_s-G_2)時間がN群, P群に比し延長し, 有位差を認めた. 2)離座後の最大重心移動・動揺面積は3群間で有位差を認め, SCD群>N群>P群の順であった. 3)TRHの立ち上がり動作に及ぼす影響の検討では, G_1-G_2時間, G_s-G_2時間が自覚的改善度と比較的よく一致するものと考えられた.
- 1988-01-18
著者
-
安藤 一也
国立療養所中部病院神経内科
-
安藤 一也
国立療養所中部院院
-
上田 敏
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
-
野手 とし子
古賀総合病院リハ科
-
野手 とし子
国立精神・神経センター武蔵病院
-
上田 敏
東京大学医学部付属病院・リハビリテ-ション部
-
安藤 一也
国立療養所中部病院
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