運動野刺激による誘発筋活動に対する他動運動の影響
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概要
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サルの一側大脳皮質上肢運動野の連続電気刺激によって誘発される上肢筋の筋放電開始の潜時は, 筋を短縮させる方向への他動運動によって短縮した.一方健常者の反応時間は, 筋を短縮させる方向で短縮されることが分っており, 自動介助運動の有効性の生理学的根拠として考えられる.両者間には類似の神経機構が働いているものと考えられる.この神経機序は他動運動による運動感覚入力が, 運動野ニューロンに投射し, その興奮性を変化させたものと考えられ, 自動介助運動の有効性の生理学的機序も類似の神経機構として考えることができる.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1983-05-18
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