シザンサスの生長および開花特性
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概要
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Growth and flowering behaviors were investigated in Schizanthus pinnatus RUIZ. et PAV. cv. 'Haru-gasumi'. The results were as follows. 1. The plants formed more serrated leaves under short days than under long days. The stem elongation at early growing stage was promoted under long days but inhibited under short days, though the rate of elongation after flower initiation was almost the same under the both photoperiods. The flower initiation and anthesis were stimulated under long days but retarded under short days. 2. When the young plants with two and ten expanded leaves were chilled with natural winter temperatures for 28 days and were returned to the greenhouse, no effects of the chilling were observed except the retardation of growth during the treatment. 3. Whithin the range of 15° to 25℃, 15°and 20℃ were favorable to growth and flowering of the plants but 25℃ was unfavorable.シザンサスの生長と開花特性について実験し, 以下の結果を得た. 1. 長日下では発芽後の茎の伸長が早く, 葉の欠刻は少なく, 花芽分化と開花は促進された. 短日下では, 生長初期の茎の伸長が抑制され, 葉の欠刻が多く, 花芽分化と開花は遅れた. 2. 本葉2枚あるいは10枚時に低温処理した時, 低温期間中の生長が遅れた以外, 低温の影響は認められなかった. 3. 生長および開花のためには, 高くとも20℃以下の温度が適し, 25℃では苗の生長が困難であった.
- 香川大学の論文
- 1982-03-20
著者
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