エビネの種子発芽に関する基礎的研究
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概要
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Factors affecting the seed germination of Calanthe species were examined, using the seeds of Calanthe discolor LINDL. And C. discolor LINDL. x C. sieboldii DECNE. The airtightness of culture vessels had little effect on seed germination and plantlet formation, but the growth of plantlet was better in the vessels with single-hole rubber stopper. The size of vessels had no effects on the germination rate and number of days to germination, but the growth of plantlet was better in large vessels than in small ones. The germination rate was the highest when the seeds were sown immediately after harvest, and decreased as they were stored for 2 months or more longer. The lowering of germinability could be prevented to some extent by storage under dry conditions, independently of the storage temperatures. The viability of seeds could be perceived by the 2,3,5-triphenyltetrazolium chloride (TTC) test.エビネ(Calanthe discolor LINDL.)およびエビネ×キエビネ(Calanthe sieboldii DECNE.)の種子を用いて, エビネの種子発芽に影響をおよぼすいくつかの要因について検討した. 容器の気密性は発芽率および幼苗率に影響しなかったが, 幼植物の生長は密栓よりも通気栓ですぐれた. 容器の大きさは発芽率および発芽に要する日数に対して影響しなかったが, 幼植物の生長にはかなりの影響を与えた. 一般的に言えば大きい容器ほど良い結果を示した. 発芽率は取り播きで再考となり, 貯蔵期間が長くなると低下した. 種子を乾燥状態で貯蔵することにより, ある程度は種子の活力低下を軽減できた. 種子の活力はTTC反応によりある程度予知できた.
- 香川大学の論文
- 1978-03-01
著者
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