切花の品質保持に関する研究 : III テッポウユリ"ジョージア"の切花の貯蔵条件
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The present experiments were performed to study the effect of floral preservative Kagawa solution (KS) and storage conditions on the vase life and quality of the cut flowers of Lilium longiflorum THUNB. Cv., "Georgia". The following results were obtained. (1) Vase life of the cut lily was greatly affected by the storage temperature. Temperature effective for keeping quality of the cut flowers was 0 and 5℃ ; 10℃ was not recommendable. (2) The use of KS immediately after the harvest was effective to prolong the vase life and normal elongation of flower buds. (3) Growth of tight flower buds was disturbed by dry storage and the flowers were inferior in quality as compared to those grown under the normal condition.テッポウユリ"ジョージア"を材料として, 花の発達段階が5つの切花について切花保存液Kagawa solution (KS) の効果と, あわせて貯蔵方法について検討した結果, 以下のことが明らかとなった. (1) 貯蔵後の切花の日持は貯蔵温度に大きく左右され, 0,5℃は効果的であるが10℃は劣った. (2) 採花後KSに連続して挿すと, 日持は長くなり, つぼみも大きくなった. (3) 乾燥状態で貯蔵すると, つぼみの生長が妨げられ, 開いた花は見劣のする小さい花であった.
- 香川大学の論文
- 1980-03-30
著者
関連論文
- 日本産Ilex属の種子繁殖 : II ウメモドキ (I. serrata Thunb.)
- シャコバサボテンの花芽分化と発達
- タカネエビネの花芽分化と発達
- LED光源の赤色/青色混合比がファレノプシスのクローン苗の生育に及ぼす影響
- 数種園芸植物の種苗生産におけるフィルム培養システムの有効性と実用性
- フィルム培養システムの実用モデルを用いた種苗生産
- 8 種のプロテア科植物における光合成速度, 気孔伝導度および蒸散速度特性
- 5種の Protea 科植物における光合成速度, 蒸散速度および気孔伝導度の季節変化と日変化
- Telopea speciosissima の小花の構造および花粉発芽培地の検討
- ナカガワノギクの分布, 形態的変異および葉緑体 DNA の PCR-RFLP 分析
- 日本産野生ギクの頭状花序分化ならびに小花発育の形態観察
- キクの花芽分化・発達中の茎頂の形態変化
- タカネエビネ (Calanthe Bicolor) の花芽分化と発達
- ユキモチソウ (Arisaema sikokianum) の性表現と花芽分化
- ユリLO交雑種獲得におよぼす花柱長の影響と得られたLO交雑種の特性
- シンビジウムの polysomaty と倍数性
- テッポウユリの花芽分化と発達
- 3つの異なる花型をもつチューリップの花芽分化と発達の形態的比較
- カーネーションの不定芽再生と形質転換
- ウニコナゾール(S-07)利用によるシンビジウム生産の実用化
- ナカガワノギクにおける種内変異
- パーティクルガンによるキクの形質転換について
- アグロバクテリウムによるキクの形質転換
- トルコギキョウの葉外植体からの不定芽再生に及ぼすいくつかの要因
- Telopea speciosissimaの実生における木質塊茎の形成に及ぼす温度の影響 (香川大学五十周年記念号)
- 一歳サルスベリ(Lagerstroemia indica L.)の開花特性
- ノビル系デンドロビウムの生育に対するウニコナゾール(s-07)の影響
- ハナモモの芽の形成に関する形態学的研究
- コデマリの芽の形成に関する形態学的研究
- 切花の品質保持に関する研究 : III テッポウユリ"ジョージア"の切花の貯蔵条件
- 低温処理による花木類の開花促進に関する研究 : I ユキヤナギの切枝における開花促進
- キク '秀芳の力' の花芽分化過程
- エビネの種子発芽に関する基礎的研究
- 黄花ウケザキクンシランの育種
- ユーストマの根組織培養系におけるシュートの再生
- 切花の品質保持に関する研究 : I カーネーション・キクの日持におよぼす数種の生長調節物質の影響
- 日本産Ilex属の種子繁殖 : I イヌツゲ (I. crenata Thunb.)
- クロガネモチ(Ilex rotunda Thunb.)の種子繁殖に関する研究 : I 花芽形成,開花,果実生長および種子形成
- 発根困難な観賞樹のさし木繁殖 : I クロガネモチ(Ilex rotunda Thunb.)の発根の可能性
- 日本各地に現存するツバキ'有楽'古木の遺伝的同一性
- 日本各地に現存するツバキ品種'有楽'古木のRAPD分析による遺伝的同一性の判定
- ソシンロウバイの木質塊茎の発達
- 数種の野生キクの短日処理条件下での開花反応
- ハス (Nelumbo nucifera Gaertn.) 栽培品種における花色変化に関する研究
- シザンサスの生長および開花特性
- 黄花ルピナスの生長および開花特性
- 発根困難な観賞樹のさし木繁殖 : II ボケ(Chaenomeles cardinalis Carr.)の緑枝ざしにおける発根
- 切花の品質保持に関する研究 : II 切花保存液 'Kagawa solution' の切花カーネーションに対する実用性について
- クレマチスの開花特性に関する研究 : I Clematis jackmanii Th. Moore cv. "Corntess de Bousharld"の開花特性
- 低温処理による花木類の開花促進に関する研究 : V コデマリ(Spiraea cantoniensis Lour.)の開花特性
- クルメツツジの芽の形成に対する生育温度および日長の影響
- ハイドランジアの芽の形成に対する生育温度および日長の影響
- ツバキ土佐有楽の芽の形成に対する生育温度および日長の影響
- ソシンロウバイの芽の形成に関する形態学的研究
- ツツジの芽の形成に関する形態学的研究
- ハイドランジアの芽の形成に関する形態学的研究
- ボケの芽の形成に関する形態学的観察
- レンギョウの芽の形成に関する形態学的観察
- 茎頂培養によるシュンラン及びカンランのライゾーム形成
- 花木はち物の促成に関する研究 : (第2報)一歳ザクラ“アサヒヤマ”について
- 花木はち物の促成に関する研究 (第1報) : わい性ハナモモ‘アメンドウ’について
- 低温処理による花木類の開花促進に関する研究 : II コデマリの促成
- シンビジウム栽培におけるウニコナゾール(S-07)の利用
- 日本産野生ギクと栽培ギクとの交雑親和性および雑種第一代の特性
- フリージアの花芽形成と発達
- 自然日長における日本産野生ギクの頭状花序分化ならびに小花発育の形態観察
- 日本産野生ギクの生育開花特性に対する日長の影響
- 花柱接ぎ木によるユリの遠縁交雑
- キクの腋芽の発育特性について
- カーネーション萎縮叢生症発生の環境要因に関する一考察
- クレマチスの開花特性に関する研究 : II 短日による花芽発達抑制に関する解剖学的考察
- ハウス内配置ポットの植被が土壌温度に及ぼす影響
- クマガイソウの採種法
- アルギン酸カプセル化法によるナデシコ無菌植物の凍結保存
- ツバキ土佐有楽の芽の形成に関する形態学的研究
- 低温処理による花木類の開花促進に関する研究 : IV ユキヤナギ(Spiraea thunbergii Sieb.)の開花特性
- 単茎性ラン科植物の組織培養による栄養繁殖に関する研究-1-PhalaenopsisおよびVandaの葉組織からのプロトコ-ム状球体の形成について
- 新梢生長後の山上げ栽培によるコデマリの超促成 : I 山下ろし時期, 入室時期と開花との関係