コムギ3品種およびそれらのF1雑種における葯培養および属間交雑による半数体作出効率の比較
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概要
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コムギの品種およびそれらのF_1雑種を材料として,葯培養および属間交雑を利用した2方法による半数体作出の頻度を調べた.供試したコムギ小花当りの胚(状体)および半数体の作出頻度は,葯培養法ではそれぞれ5.02%および1.27%であったのに対し,属間交雑法ではそれぞれ55.0%および39,4房であった.また,半数体を作出するのに要する時間は,葯培養法のほうが属間交雑法よりも長かった、したがって,本研究に用いた材料に関しては,明らかに属間交雑を利用した方法が半数体作出に有利であった.これら2種の半数体作出法をコムギの品種改良に適用するうえで解決すべき問題点を指摘した.
- 日本育種学会の論文
- 1987-12-01
著者
-
稲垣 正典
熱帯農業研究センター
-
稲垣 正典
農業研究センター
-
HENRY Yves
南パリ大学
-
DE BUYSER
南パリ大学
-
Henry Yves
Univ. Paris‐sud Orsay Fra
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