塩酸セフマチレン水和物(S-1090)の毒性試験 (第2報) : イヌにおける単回経口投与毒性試験

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概要

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• 塩酸セフマチレン水和物(S-1090)の500および1000mg(力価)/kgをビーグル犬に単回経口投与した。死亡例は発生しなかった。投与日に嘔吐, 下痢便あるいは粘液便を, 投与日ならびに投与翌日に赤褐色便(S-1090又はその分解物と飼料中の3価鉄によるキレート物)を認めた。投与翌日に血漿中尿素窒素および鉄値の軽度な増加を認めた。他の検査項目には特記すべき変化はなかった。血漿中S-1090濃度から, 両群の動物はほぼ同程度の全身的暴露を受けたと推察した。S-1090の経口投与によるイヌの致死用量は1000mg(力価)/kgを超える量と推察した。

• 日本トキシコロジー学会の論文
• 2001-05-08

著者

• 佐藤 一美

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 加藤 育雄

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 上野 元伸

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 西村 清一

  塩野義製薬株式会社 新薬研究所

• 平田 雅春

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 木村 靖雄

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 薮内 一也

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 古川 仁

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 井上 知

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 宮内 秀之

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 針原 明弘

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 西村 清一

  塩野義製薬株式会社新薬研究所

• 平田 雅春

  塩野義製薬(株)研究所

• 木村 靖雄

  Shionogi Research Laboratories Shionogi & Co. Ltd.

• 加藤 育雄

  塩野義製薬医薬研究開発本部 新薬研

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