茶葉における病害抵抗性関連蛋白質の特徴
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概要
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チャの病害研究における病害の発生生態の解明と新農薬の開発普及による防除技術の進歩発達は著しく, これらの新技術がチャ生産の安定と製茶品質の向上に寄与した役割は大きい.しかしながら, 普通作物では実用技術となっている抵抗性品種の利用や生物防除法の開発も, チャの病害では今後挑戦すべき重要な研究課題である.近年, 普通作物における植物の耐病性機構についての生化学的・分子生物学的研究の進歩は著しく, 植物に本来備わっている耐病性機構を利用した新しい病害防除技術が開発されている(岩田1997).しかしながら, チャの耐病性機構についての研究は非常に少なく, 特に, 病原菌感染に対し発現する病害抵抗反応の生理・生化学的解析はほとんど行われていない.本研究では, 'やぶきた'に対する病原性が異なるチャ赤葉枯病菌(弱病原性)およびチャ輪斑病菌(強病原性)の2種類の病原菌をチャ切り離し葉に接種した場合の病斑形成の差異を調査すると共に, 病斑形成に伴って活性化する茶葉の病害抵抗性関連蛋白質の特徴について調査した.
- 日本作物学会の論文
著者
-
宮崎 昌宏
生物系特定産業技術研究支援センター
-
本間 知夫
東京医科歯科大学
-
吉田 克志
野菜・茶業試験場
-
荒木 琢也
野菜・茶業試験場
-
宮崎 昌宏
野菜・茶業試験場
-
宮崎 昌宏
農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ
-
荒木 琢也
野菜茶業研究所
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