単独測位GPSの測位精度と茶園における利用の検討
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概要
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本研究では,単独測位GPSの測位精度を調査し,茶園面積計測やGISの構築など茶園管理への利用を検討し,以下の結論を得た。<BR>1) アンテナ上空の状況により,衛星からの信号の受信状態が劣化し,GPSの利用に適さない時間帯が出現する。<BR>2) 良好な条件下での単独測位GPSの精密さは約5m(2 dRMS)であり,測位結果の再現性は,年間を通して半径約6m(2 dRMS)であることを確認した。<BR>3) 三角点において測位した結果,誤差は南北(緯度)方向で1.21m,東西(経度)方向で0.645m,距離で1.37m,高さで3.24mであった。<BR>4) 約13.5a,11うねの茶園の茶園形状,面積,うね配置を取得した結果,うねの配置を取得するには十分な精度が得られなかったが,茶園面積は3%の誤差で取得できた。また,茶園形状は測量機により取得した形状とほぼ同等であった。<BR>5) GISを構築するには精度が不十分であるが,GISを運用していく上で茶園の特定などに利用できると考えられた。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
-
深山 大介
(独)農研機構 野菜茶業研究所茶生産省力技術研究チーム
-
深山 大介
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構野菜茶業研究所
-
宮崎 昌宏
独立行政法人農業・食品産業技術研究機構中央農業総合研究センター
-
荒木 琢也
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所
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宮崎 昌宏
農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ
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荒木 琢也
野菜茶業研究所
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荒木 琢也
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所
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荒木 琢也
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
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宮崎 昌宏
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
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