培土によるトウモロコシの発根性状について (予報)

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概要

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トウモロコシのbrace rootは、3〜5cmに伸びたまま伸長を停止するものが多い。倒伏により屈折をした節位の下側から出たbrace rootでは10〜15cmまで伸長するが、多くのbrace rootについてみると、地表に近い節位から発根したものだけが地中に入って吸収根となり、さらに上位の節部のものは、発育を停止する。著者等は、すでに伸長をしてしまつたbrace rootと、さらにその上位の節部が覆れるまで培土して、観察したので、その結果について報告する。昭和43年12月5日に、1/2000^aワグネルポットに播いた長野1号を用い、下位の各節間長が揃い、第5節(第6節間の下部)から2〜3cmの長さにbrace rootが伸長していたものを選び、一方を対照として、ほかの一方に3月29日15cmの培土をおこなった。20日後の4月18日に、根を洗い出して調査したところ、第1表および第1図に示した結果を得た。
日本作物学会の論文
1969-07-31

著者

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