数品種の日本稲および印度稲の幼苗の種子根における脂肪酸組成
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概要
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高等植物の生体膜の主要成分である脂質を構成する脂肪酸の不飽和度が低温耐性と関連していることが定説となっている.比較的低温耐性の高い日本稲と低温耐性の低いとされる印度稲の数品種の脂肪酸組成を測定した.播種後5〜7日の幼苗の種子根でトリエン脂肪酸であるリノレン酸(18 : 3)含量の品種間差異が見られ, 印度稲品種「IR24」では日本稲品種より有意に低かった.種子根のトリエン脂肪酸含量がイネ幼苗の低温感受性に関連する一つの要因であることが示唆された.
- 日本作物学会の論文
- 1998-03-31
著者
-
島田 多喜子
石川県農業短期大学農業資源研究所
-
大谷 基泰
石川県農業短期大学農業資源研究所
-
脇田 陽一
石川県農業短期大学農業資源研究所
-
島田 多喜子
石川県農業短期大学農業資源研究所遺伝資源第一研究室
-
島田 多喜子
石川県農業短期大学植物細胞育種研究室
-
大谷 基泰
石川県農短大・農資研
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脇田 陽一
石川県農短大農資研
-
大谷 基泰
石川県農短大 農業資源研
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