ブラシカ属におけるカンランおよびハクサイの雑種後代の育種学的研究
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概要
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子房培養によって作出したカンランとハクサイのF_1雑種の戻し交雑後代を用い, 結実率の高い組み合せを探索した.電気泳動によるアイソザイム分析で雑種の判別を行った.カンランとハクサイを継続に交雑した場合, カンランの方が1莢当たりの種子数がかなり少なかった.種間雑種の戻し交雑後代から, 組み合わせによっては種子稔性の高いものが得られた.今後, 有用な形質を持つ個体の選抜を行う上で, 雑種の戻し交雑後代は, カンランとハクサイに対して橋渡し植物として利用が期待できる.放任受粉ではすべての組み合わせ個体で種子が得られた.アイソザイム分析ではエステラーゼにおいて多型が見られた.
- 日本作物学会の論文
- 1996-02-29
著者
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